審査に通らない理由

貸金業法の改正で、2009年末にも貸付上限金利は年率15〜20％程度に下がる見通しです。利用する方にとっては 少しでも金利が安い方が良いことはわかっていますが、貸し付ける企業の側としてはその分利益が減ってしまいます。 このため各社は貸し倒れのリスクを減らすため、融資審査が従来よりも厳しくなってきました。

消費者金融やクレジット、信販会社よりキャッシング・融資を受ける場合必ず審査があります。無担保ローンの場合 知らない人に担保なし、保証人なしで融資するわけですから、その人に貸し付けてもちゃんと返済してもらえるかどうか 審査するのは当然のことです。
審査の基準は会社ごとに決められています。一概にこれならＯＫというものではありませんが、大体どこの審査内容は 同じようなものです。他社の利用状況、年収、職業、勤続年数などによって多少変わってきます。 概ね一番厳しいとされるのが銀行の無担保ローン、次が信販・クレジット会社のキャッシング枠、 そして消費者金融の順です。クレジット会社の場合はショッピング枠はある程度設定されるもののキャッシング枠が 無いか小額にされてしまう場合も。逆に一番厳しいと思われる銀行のフリーローンでも、 その銀行での取引実績などによっては小額ですが無審査で借入できる場合もあります。（私が会社の給料の振込みに指定している銀行では、１０万円までの フリーローンが無審査で使えるようです。）
消費者金融では大手の消費者金融の方が多少審査項目が少ないようです。
では、消費者金融が審査をする上で重要視する項目をいくつかあげてみたいとおもいます。

他社での借入件数・金額が多い方
キャッシングの申し込みをしても断られる方の大半はこれに該当しているとおもいます。大手消費者金融では他社借入３社まで までなら審査の上問題が無ければ、大体融資が受けられるとおもいます。４社以上から借入しているとほぼ審査で落ちる可能性が高いようです。
私も以前、４社以上からキャッシング（借入金額も年収オーバー）していたことがあるので１００％ダメではないとおもいますが、 キャッシングできる可能性は低いとおもいます。

他社での取引状況に問題のある方
全国信用情報センター連合会等の個人信用情報機関を通じて消費者金融会社は、加盟企業各社の個人の過去の取引履歴や延滞情報の 記録を常に照会することができます。他社での返済が滞っている場合などは融資が受けられない場合があります。

勤続年数、在籍期間の短い方
これは消費者金融各社によって多少差がありますが。就職・転職されてまだ日の浅い方は融資を断られる場合があります。目安としては 就職・転職してから３〜６ヶ月未満の方です。１年以上の勤務実績があって他の条件をクリアできれば、キャッシングできる可能性が 高いとおもいます。

年齢制限、若い方・高齢者の方
このサイト内の消費者金融各社のご紹介の欄に、お申し込み可能な方というのが記載してあります。これは最低限の条件ともいえますが、 これをクリアしていないと融資は受けられないでしょう。（申し込みの最低条件であってこれをクリアしても他の審査基準で問題があれば 融資は受けられません）
大抵の消費者金融の場合、２０歳以上をお申し込みの対象としていますので２０歳未満の方はお断りということに なります。ただ１８歳以上（高校生不可）からお申し込みＯＫのところもあります。
また６０歳以上の高齢者の方で、年金収入のみの方などは融資を受けられない可能性があります。

審査以前の問題の方
最初から審査対象外なのは年齢が対象外のほかに、無職、住所不定、連絡先がないなどの場合です。

審査に通らない理由をいくつか簡単に挙げてみましたが、これ以外にも消費者金融各社独自の審査項目がありますので、ここに挙げた条件を すべてクリアしても審査に通らないことがあります。逆にここに挙げた条件をクリアしていなくてもキャッシングできる場合もあります。
消費者金融では審査に落ちた理由を教えてはもらえません。どうしても借入が必要な場合は、審査自体は無料なのであきらめずに何社か 申し込めばキャッシングできるかもしれません。ただその際は必要最低限の金額で余裕を持って返済できる分だけキャッシングするように しましょう。計画性の無い借入をすると返済に行き詰まり、信用情報に傷がつくどころか、借金を借金で返す多重債務に陥る危険性があります。
また、１００％無条件で融資します、ブラックでも必ず融資しますなどのうたい文句の業者で登録番号が無い、携帯電話の番号だけで所在地が わからないなどの業者は高利貸し・闇金融など悪質業者の場合があるので注意しましょう。